2020年11月14日「macOS Big Surがやってきた」

Macはプライベートで使うので新しいOSが来た時は結構早いタイミングでアップデートしてしまう。

それにしてもマンションのネット速度が遅い。。
かなりの時間かかってしまったがインストーラは正常に動作し、無事にBig Surにアップデートすることができた。

アップデート中にiPadでWWDC 2020のハイライト見ながらBig Surの新機能を確認。

アイコンや他のインターフェースの雰囲気は好みな感じで、ウィンドウ上部のアイコンの配置が少し余裕を持ったものになったのはMacBook Pro 13インチの解像度だとちょっと冗長に感じてしまう。
すぐにHigh Sierra、Mojave、Catalinaでやり続けてきた、HiDPI高解像度の追加を実施した。いつもやり方が微妙に違ってくるので苦労するのだが、大体先人の方々の知恵をお借りして解決することができる。

macOS Big Surでの手順は以下の通り。今までよりも手順が簡単になった。

1. ターミナルから以下のコマンドでシステムフォルダのDisplaysに関する部分をLibraryの下にコピーする。
sudo cp -R /System/Library/Displays /Library/
2. 再びターミナルのコマンドで自分のMacのDisplay情報(Vendor IDとProduct IDの2つ)を確認し、そのIDを16進数に変換した値を控えておく。
ioreg -lw0 | grep DisplayVendorID
ioreg -lw0 | grep DisplayProductID

自分のMacはMacBook Pro 13″ 2018モデルで、DisplayVendorIDは1552で16進数に変換して610、DisplayProductIDは41022で16進数に変換してA03Eだった。
16進数に変換するときは、電卓アプリの表示メニューからプログラマモードにすると10進数を16進数に変換した値を確認することができる。電卓で変換したときに最初に0xと出るのは16進数表記の目印みたいなものなので無視をする。

3. 控えておいたDisplayのIDに紐づく設定ファイルを編集する。

再びターミナルからDisplayのIDに紐づく設定ファイルを編集するためにファイルがあるディレクトリに移動する。

cd /Library/Displays/Contentses/Overrides/DisplayVendorID-"16進数に変換したVendorID"

さらに該当するDisplayProductIDの設定ファイルをviで開いて編集する。

sudo vi DisplayProductID-"16進数に変換したProductID"

ファイルを開いたらscale-resolutionsという部分を探し、追加したい解像度の設定値を追記する。ここで必要なのが追記する設定値だが別途確認が必要になる。scale-resolutions以下のdataに入っている設定値が12桁か16桁になっているかで確認する方法が変わる。MacBook Pro 13″ 2018は12桁になっていた。

12桁の場合は以下のコマンドで確認すると、自分の環境ではAAAPAAAACWAAだった。

printf '%08x%08x00_n' $((1920*2)) $((1200*2)) | xxd -r -p | base64

16桁の場合は以下のコマンドで確認できる。

printf '%08x%08x00000001_n' $((1920*2)) $((1200*2)) | xxd -r -p | base64

ここで得られた12桁の値をviで開いた設定ファイルに追記する。

 <key>scale-resolutions</key>
        <array>
                <data>AAAPAAAACWAA</data> <!-- 1920x1200(HiDPI) -->
                <data>AAANIAAACDQA</data>
                <data>AAALQAAABwgA</data>
                <data>AAAKAAAABkAA</data>
                <data>AAAIAAAABQAA</data>

viの操作なんてほとんどすることがないので、毎回この解像度追加の時に操作方法をググっている気がする。
押さえておけば良いのは以下の3つくらいで、困った時はEscキーで編集モードから抜けてセーブせずに終了するコマンドを入力すれば良い。

  • :q セーブせずに終了
  • i 現在のカーソル位置から挿入する形で編集モードへ
  • :wq セーブして終了

無事設定ファイルを修正することができれば、再起動後に以下のようにシステム環境設定の内蔵Retinaディスプレイの解像度の選択肢が増えている。

こんな手順は自分でたどり着くことができるわけもなく、毎回Webでの情報に助けられている。
macOS Big Surで1920×1200の擬似解像度を追加する | Fantastic Works
とはいえ、自分は色々無知なのでここに書かれていることだけだと設定変更を完遂できないので他にも色々調べていかないといけない(viの操作方法とか)。

これでMacBook Pro単体で利用する時も比較的快適な作業スペースを確保することができる。


今回Big Surにアップデートするにあたり、それなりのファイルサイズだったのでダウンロード完了までかなり時間がかかってしまった。今年中にインターネット環境なんとかしたいところ。戸建てと違って回線を共有するタイプだと思うので、何をどうすれば速度が改善するのかちょっと調査が必要そう。
回線速度テストを行うと、ダウンロードが顕著に遅いのでマンションの多くの世帯がこの帯域を使っているんだな、というのが分かる。アップロードは80MB位出ているので恐らく一世帯100MB上限の回線な気がする。ということは、新規に速い回線の契約と納戸の回線ボックスから生えてるLANケーブルも交換しないと色々と改善されなさそうな気がするのでちょっと気が重い。

撮影カメラ

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