帰りたくなるおうち、ゆっくりしたくなるおうち

ここ最近で心揺さぶる雑誌と書籍に立て続けに出会いました。

「BRUTUS №755 日々の暮らしの中心に、尊敬できる日用品を。」

「わたしのウチには、なんにもない」

この2冊は今後の暮らしの考え方に影響を与えるに十分なインパクトがありました。

尊敬できる「日用品」に囲まれた生活

尊敬できる日用品

尊敬できる日用品に囲まれた美しく豊かな暮らし、という興味をそそる内容で、4人の目利きさん達のモノを選ぶルールに沿って素敵な日用品が紹介されています。

これを読んでまず感じたのが、自分がモノを選ぶとき普段の生活に必要な日用品に関しては十分に吟味し切れていないかもなぁ、ということ。

でもよくよく考えたら、日用品ではないモノでは十分過ぎるほどに吟味している自分がいたのでした。

コンピュータにガジェット、カメラや文房具。これらは全部自分の中にあるルールで長く使えると判断しチョイスしたお気に入りのモノで構成されているし、それらを使って過ごす時間や生み出すコトは楽しいし愛着があります。

日用品の場合、基本的には家族で使うものだし自分のルールだけでは決めきれない難しさもあるけれど、それでも洗練された尊敬できるモノを選ぶプロセスやルールはもう少し突き詰められるかもと思いました。

雑誌特集冒頭にあった、モダンデザインの父のウィリアム・モリスの言葉が何よりも印象的でした。

「Have nothing in your house that you do not know to be useful, or believe to be beautiful. -William Morris」

「役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない。 -ウィリアム・モリス」

BRUTUS №755 日々の暮らしの中心に、尊敬できる日用品を。

必要最小限の「モノ」しかない生活

なんにもない

元々は「なんにもないぶろぐ」というブログを運営されている”ゆるりまい”さんのコンテンツがキッカケになって生まれた書籍だそうです。

で、ブログで本人も仰っているけどノウハウ本ではないです。

なぜゆるりまいさんの家にはびっくりするくらいモノがないのか、なんでそんな生活スタイルになったのか、そこに至るまでのエピソードが中心にまとめられています(エピソード自体は漫画で展開)。

「それって本当に必要?」という素朴な問いかけから徹底的に不要なモノを捨てていく。この問いかけ自体はありがちではあるけれど過去の体験があったからこその徹底っぷりが見ていて気持ち良いです。

そして自分の中の捨て欲が高まっていくのが分かりますw

また、捨てる行動が独りよがりにならないために家族からの理解を得るノウハウというか経験談も豊富に描かれています。

自分の場合、よく妻とモノの要る要らないやら整理やらで話し合っても物別れに終わることが多かったのでこれらの経験談はひっじょーに参考になりました。

徹底的になんにもない状態になっていったゆるりまいさんのおうち、当たり前だけど必要最小限のモノはもちろん存在します。

残っているモノは本当にお気に入りのモノだけで、選び抜かれたお気に入りのモノは書籍では紹介されています。

なんにもないぶろぐ

お気に入りのモノに”だけ”囲まれたシンプルで素敵な生活

BRUTUSとゆるりまいさんの書籍で共通してたのは「シンプルにお気に入りのモノに”だけ”囲まれた生活」を指向しているということ。

そこから生まれる美しさ豊かさ。これらをウンウン頷きながら読み、痛く痛く共感し感動しました。

いきなり独白ですが、僕はおうちが好きです。

外で遊んだりまったり過ごすのもいいけど、やっぱりおうちで過ごす時間が一番好き。
シンプルにお気に入りのモノだけに囲まれている空間で家族や友人と楽しい時間を過ごしたい。「自分のおうちもああしたい、こうしたい」という妄想が止め処なく広がります笑

この2冊に衝撃を受け、早速おうちの大リニューアル中です。

妻と子どもは里帰り中なので一人黙々と作業を続けております。

さいごに

いきなり全てをお気に入りのモノにするのは難しいけど、不要なモノはどんどん捨て続けています。

元々モノはそこまで多くなかった我が家ですが、何個もパンパンのゴミ袋が生まれては捨てられていきました。

もちろんゆるりまいさんの経験談を参考にしつつ、家族からの理解を得ることは最優先です◎

今後の進捗状況はブログでも紹介していけたらなと思います。


BRUTUS (ブルータス) 2013年 6/1号 [雑誌]

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マガジンハウス 2013–05–15

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わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります

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ゆるりまい エンターブレイン 2013–02–28

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「無印良品の家」に会いに。読後感

数年前に家の購入を検討しはじめ一昨年に新居に引っ越しました。

検討をはじめてから今に至るまで、家での生活みたいな漠然としたものからインテリアのあれこれみたいな細かいことまでの関心を高レベルで維持してます。

そんな折、マガジンハウス刊の”「無印良品の家」に会いに。”のモニターに当選したので、読後感を書いてみました。

無印良品大好きなのでちょっと偏りのある書き方なのはご容赦くださいね。

「無印良品の家」に暮らす人達を訪ねる

無印良品は暮らしのアイテムだけでなく、家も手がけています。

無印良品の家 | 長期優良住宅対応の注文住宅-木造のデザイン住宅を提案します

無印良品の中性的というか、余計なモノを削いだシンプルな印象が好きだったので無印良品の家も同様に気になっていました。

で、この本はデザイナーや編集者、建築家等々、その道の目利きの方々が「無印良品の家」に暮らす人達を訪ねて住まい方をインタビューしたものをまとめたものです。

この本で取り上げられているのは10のご家族の住まい方で、それぞれのお家の見出しは以下の通り。

  • 二つの暮らしを楽しむ家
  • 育つ家
  • 季節を眺める家
  • 大きな器の家
  • 自由な家
  • 健やかな家
  • 光景の家
  • 帰る家
  • 身軽な家
  • 桜の家

それぞれの価値観が馴染む家

この本を読んでまずはじめに感じたことは、無印良品の家は人が中心に存在しているということ。

でもこの言葉、ありきたりではあると思います。

実際、ハウスメーカーも同じようなことを謳っていたりします。無印の家と違うなぁと思ったのはお節介過ぎるというか主張がちょい強いと感じること。

過去、家を購入するにあたり色々なモデルハウス見学や説明を受けてきてたこともあったので、なおさらそう感じるのかもしれません。

そして、どの家のインタビューを読んでも、それぞれのご家族が大切にする価値観がしっかりと家に馴染んでいるのが分かります。

懐が深い家と言ったらいいのか、何色にもでも違和感なく染まる家と言ったらいいのか…

ここに登場するご家族は世間一般よりも強いこだわりを持っているようです。そういう人も納得できる家という感じがしました。

あれやこれやの家探しの末に行き着いたのが無印良品の家だった、というエピソードもたくさん書かれています。インタビューと書かれているけどそんな堅苦しいイメージもありません。週末に友人を招き入れて談笑しているかのような穏やかな時間を見ることができます。

とにかく読んでみたらどのご家族の家にも遊びに行って、暮らしぶりを隅から隅まで観察したくなってしまいます。ホントに魅力的です◎

本書の最後で引用されていた建築家フランク・ロイド・ライトの「建築の本質は、壁と屋根にあるのではなく、その生活の営みにある」という言葉が印象深かかったです。

本を読み終えて、それがそのまま体現されたものが無印良品の家なんだろうな、と納得できました。

何が自分の暮らしにとって一番大事なのか

一昨年以上前に家の購入を検討をはじめたときからずっと中心に据えてきたことがありました。

「何が自分の暮らしにとって一番大事なのか」

我が家の場合、これから家で一番長い時間暮らす人達、妻と子どものことを中心に考えて、彼女らがいかに暮らしやすいかで選びました。

当時、最良の選択をしたと思ってはいるのですが、もちろん懐具合との兼ね合いもあり、暮らしやすさとか好みとかすべてが満額というわけではないし、時が経つにつれさらに良い条件の物件も出てくるでしょう。

でも、ブレずに持ち続けていた大切にしている価値観にフィットしていると思って選んだ家なので満足度は高いです。変な主張も少なめでシンプルですし◎

冒頭に挙げたこの本の見出し一覧は、まさにそれぞれのご家族で一番大事にしていることは何かを端的に言い表したものなんでしょうね。

さいごに

ここ最近、妻が二人目の出産のために子どもと里帰りをしていることもあって、プライベートの時間はほぼ一人です。

新居に引っ越してきて間もなく2年。

この本を読んで、今も変わらず大切にしている価値観をさらに洗練させるための時間も割いて、家族が帰ってきたときにさらに暮らしやすくなる環境を仕込んでいきたいという思いを強くしました。


「無印良品の家」に会いに。

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原 研哉 マガジンハウス 2013–02–14

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i文庫HDへ電子化してインポートする手順

i文庫HD本棚

巷で高評価のi文庫HDで、ScanSnapからスキャンした雑誌をインポートして読めるようにしました。

i文庫HD操作画面

iPadで雑誌を簡単に読めて複数冊を持ち運べます◎

中綴じの雑誌をScanSnapで取り込む方法は、

ScanSnapで雑誌を捨てられるようにするMylifelog

で、紹介しています。

ここでは簡単なScanSnapでの読み取り設定や、読み取った文書を加工するための手順を記しておきます。

表示の最適化設定などはまだ試していないので、不都合があれば今後試してみようと思います。

ScanSnapの読み取り設定

  • 指定したフォルダに保存
  • ファイル名の設定

     →自分で名前をつける+連番3桁

  • 読み取りモード

     →スーパーファイン/カラー/両面読み取り

     →オプション:文字くっきり

  • ファイル形式

     →pdf

     →オプション:設定ページ毎に1ページ

  • 原稿サイズ

     →サイズ自動検出

現在のi文庫HDはページ数の多いpdfファイルを読むことができません(開く途中で落ちてしまうことが多い)。

なのでスキャンするときはjpgにしてしまえば良いのですが、拡大縮小時の文字の滑らかさや検索性を考えると、今後のアプリのアップデートやiPad自体のアップデートを期待してpdfでスキャンしておくと後々幸せになれるかもしれません。

ひとまず現状のi文庫HDではjpgにして取り込むので、pdfからjpgへの一括変換をAutomatorを使って設定します。

Aoutomator設定

i文庫HD電子化Automator

pdfの元ファイルを残してjpgファイルに変換します。注意したいのは「PDFページをイメージとしてレンダリング」岳の実行では変換後のファイル名がメチャクチャになってしまうので、Finderの項目から「Finder項目名を連番付きの名前にする」命令を追加する必要があります。

i文庫HDへのインポート

jpgファイルの場合はzip圧縮することで、一つの冊子としてインポート可能です。

pdfファイルの場合はプレビューで各ページを連結して保存しておくことで冊子としてインポート可能です。

ページを別々にしておくと、自分にとって必要な特集や記事のみを抜粋してインポートしておくことが可能なので将来的に管理が楽になります◎

THE POWER OF LESS(減らす技術)読了


THE POWER OF LESS(減らす技術)を読了しました。

この本で訴えられていることは、物事を効率的に力強く押し進めていくために必要なのは、頭の中、身の回りをシンプルにすること。

これでもかというくらいにシンプルにすることを訴えています。

これらのことは分かっちゃいるけどなかなかできなかったことで、自分の一番のウィークポイントだと自覚しています。

好きなことには頭の中をシンプルにして一つのことに没頭できるけど、「できれば取り組みたくないな、面倒だな」ということに対して及び腰になってしまい、頭の中は他事で埋め尽くされてしまいます。

これはプライベートでも仕事の両方で当てはまることです。

実はここ最近、特に仕事で壁にぶち当たることが多く、「分かっちゃいるけどできなかったことの根っこにあるものは何だろう」の回答のヒントを得るべく、前から気になっていたこの本を読んでみたのでした。

ぶち当たっていた壁というのは、案件管理について。

複数案件を平行して進める際にバランスよく進めていくことと、それぞれの案件への集中(時間と思考の割り当て)が難しくなってきていました。

これは担当する案件が今までよりも増えたことと、それぞれの案件での自分の役割が大きくなってきたことが要因です。

じっくりと腰を据えて考える必要があるものに対して集中できなくなってきていました。

こんな状況があってかタスク管理も怪しくなってきました。

実行可能タスクへの分解が不充分で、「やることはあるのに何をすればよいのか」悩むことが増えてきたのです。でもやることが多いから頭の中がグチャグチャ。

GTDの基本プロセスの一つである「整理」ができていないということです。

今回、THE POWER OF LESS(減らす技術)を読んで、上記の課題にどう取り組んでいけばよいのか、いくつかのヒントが得られました。

キーワードは以下の項目。

  • シンプルゴール→シンプルプロジェクト→シンプルタスク
  • シンプルゴール=ワンゴール
  • サブゴールにブレイクダウン
  • 週間ゴールの設定
  • 今日取り組むタスク

「どれもこれも分かってるんだよなぁ」なんて感じながら読んでました。

でも実践できてない部分があるのだから本当は分かっていないんだと思います。

ここではワンゴールという風に書かれていますが、複数案件を抱えている場合もこれらを踏まえた減らす技術がちゃんと紹介されています。

シンプルタスクにまでブレイクダウンできるようなノウハウを身に着けていけるようにします。

まずは何よりも実践、実践!

シンプルタスクになれば、あとは普段の時間管理でタスクを効率的に割り付けていくことは十分に可能だと感じます。

この本ではシンプルゴールからシンプルタスクまでの集中して生産性を上げるポイントを実現するための考え方だけでなく、環境の作り方も紹介されています。

そこでは一貫して、「今この瞬間にやらなければならないタスクだけが目の前にあって、あとでやるものは見えない」状態を追求しています。

この中で参考になったキーワードは、

  • シンプルデスク
  • 処理の選択肢
  • 整理するときに自問すること
  • 本質に迫ることだけに絞る

仕事だけでなく、プライベートでも使えそうなTipsが満載です。

久しぶりに自分にない要素を補充してくれるような本に出会えた気がします。