Nikon Dfで撮った写真を手軽にiOSデバイスでも利用したいということでWireless Mobile Adapter“WU-1a”を利用しています。
フルサイズ一眼レフで撮った写真もお手軽簡単にiOSデバイスに転送できるので重宝しています。
実用性を考慮したワイヤレスアダプタの選択
自分が使っているカメラは、方法は微妙に違えど全てiOSデバイスにワイヤレスで写真を転送しています。
転送後の使い方はInstagramやfacebookへのアップ、家族や知人との共有だったりという感じです。
ちなみにカメラはNikon Df以外にRICOH GR、Nikon 1 V2を使っていて、ワイヤレスアダプタはGRがEye-Fi、V2がPQI Airを使っています。
そして、Nikon DfはこのWU-1aで送信することに。WiFi内蔵タイプのSDカードにしなかったのは、高速なSDカード(SanDiskのExtreme Pro)を使いたかったからです。
どれも共通しているのは任意の写真を選択して転送できること。これができることが自分が使う条件として必須になります。
WU-1aの使い方
さて、WU-1aの利用手順は以下の通り。
- WU-1aをカメラに挿す
- カメラの電源ON
- iOSデバイスとWU-1aをWiFiで繋げる
- アプリ「Wireless Mobile Utility」を立ち上げる
手順が多すぎることもないのでそんなに迷いません。
注意するとすれば、iOSデバイスとカメラを接続する際に、検出されるSSID一覧からWU-1aのものを選択する時かもしれません。
場所によっては雑多に検出してきてしまうため、SSIDを自分が一目で分かるように変更したり、パスワードを設定したりすることでWU-1aの使い勝手を良くすることも可能です。
WU-1aではまだ未経験なのですが、あるイベントでEye-Fiを利用した際にどれが自分のEye-Fiなのか判別できなかった経験があります。
WU-1aでできることは2つ
利用手順に従い専用アプリ「Wireless Mobile Utility」を立ち上げると「写真を撮る」「写真を見る」の2つを実行できます。
「写真を撮る」はiOSデバイスでリモート撮影が可能になります。もちろんiOSデバイス上でライブビューができ、タッチしたポイントでAFも可能になります。また、セルフタイマー撮影も実行することができます。
うちでは家族でイベント毎に集合写真を撮るのですが、リモート撮影でライブビューを確認しながらシャッターを切れるのは便利です。
「写真を見る」はカメラで撮った写真をiOSデバイス内で閲覧することができ、任意の写真を端末にダウンロードすることができます。
1つ1つ写りを確認しながら、ダウンロードしたい写真にチェックマークを付けて、後でまとめてダウンロードすることも可能です。
時々ネットワーク接続が不安定になることを除けば、WU-1aはかなり便利に使えています。ネットワークが不安定と言うと致命的な気もしますが、一手間をかけさえすれば回避可能です。
WU-1aを快適に使うためのコツ
WU-1aの無線の特性・実力なのか、周辺のWiFi環境によってはブツブツと接続が途絶えてしまいます。
カメラとiOSデバイスの接続までは順調にいっても、その後の写真のダウンロード速度が異様に遅かったり、最中に切断されることが度々ありました。
これを確実に回避する方法はiOSデバイスをフライトモードにしてWiFiのみONにすることです。操作自体はコントロールセンターを使えば即座に行えます。
こうするとウソみたいに接続安定性が高まり、転送速度も速くなります。
バッドノウハウ以外に快適に使うコツとしては、写真のように本体ケースをカメラストラップに通して常にカメラと共に携帯できるようにしておくことです。
WU-1aには細いストラップ紐が付けられるようになっており、これもカメラに通しておくと本体だけ脱落して紛失するなんてことは防げそうです。
さいごに
一手間かけないと快適に使えない、という点は非常に残念なのですが、そこさえ納得して使えばとても便利です。
このアダプタの後継が出るならWiFiの安定性を増して提供されることを望みます。そうすれば万人にお勧めできるモノになりそうです。
その前にどのカメラにもWiFi内蔵一般的になってしまいそうですが。。。
ワイヤレスモバイルアダプターWU-1a | ニコンイメージング
posted with カエレバ
ニコン 2012–05–24