FUJINON XF56mmF1.2 Rがやってきた

とうとう我が家にもやってきた56mm

4本目のフジノンレンズ。

XF16-55mmF2.8からはじまり、XF23mmF2.0、XF55-200mmF3.5-4.8ときて、とうとうたどり着いたXF56mmF1.2。

このレンズは、ポートレートに最適な大口径レンズとして2014年2月に登場して以後一番明るいレンズとして特別な存在感を持っていた。
もう4年以上経っているといこともあり決して設計が新しくないのでフォーカシング時の音がうるさめだとか、AFが速くないとか、冷静に見るとマイナスに感じる部分もあるが、Web上でレビューを読めば読むほど作例を見れば見るほどに気になる存在で汎用的なレンズを揃えた後は必ずこれを選ぼうと思っていた。

FUJIFILM X-H1, XF56mmF1.2 R, 1/1250sec, f/1.2, ISO400

開封時は既に子供達も寝てしまっていたので、書斎のあちこちにある小物を撮ってみる。全て撮って出し。フィルムシミュレーションをProviaにし忘れてしまったのでClassic Chromeになっている。

FUJIFILM X-H1, XF56mmF1.2 R , 1/350sec, f/1.2, ISO400

同じカメラボディでもレンズが変わったことでここまで写りが変わったと実感したのは初めてかもしれない。明らかに細部まで解像しているのが分かってテンションが上がってしまった。
この目が醒めるくらいの解像感はGRでは体感したことがあって、これをレンズ交換式で実感したことはなかった。自分が今まで大したレンズを使ってこなかっただけだと思うのだが、今回XF56mmF1.2で撮ってみてこれはビックリした。
※レンズ交換式と言い切れないかもしれないが、ユニット交換式だったRICOH GXRではこの感触を既に実現していた。レンズとセンサーを一体にしているからできたのかも。

FUJIFILM X-H1, XF56mmF1.2 R , 1/70sec, f/1.2, ISO400

あちこちのレビューにある通り、あまり寄れない(最短撮影距離70cm)ので、最初のうちは慣れが必要そうだ。テーブルフォトでは着席したまま撮るのはまず無理な感じなので、レンズチョイスを気をつけなければならない。

FUJIFILM X-H1, XF56mmF1.2 R, 1/170sec, f/1.2, ISO400

被写界深度がとても浅いので、絞りも考えて操作しないとただボケが多いだけの写真を量産してしまいそうなので注意しないといけない。
ただ、このボケ方は感動的なので、しばらくは絞り開放で撮り続けてしまいそう。

FUJIFILM X-H1, XF56mmF1.2 R , 1/280sec, f/1.2, ISO400

Schleichのキリンとゾウ。
シングルポイントAFエリアを最小にしてキリンの顔を狙うと迷うことなく合焦。AF時のモーターの作動音は確かにXF23mmF2.0のようなステッピングモーター搭載のレンズに比べるとノイジーだが動作が遅いとは感じなかった。
ただし、それはあくまでも静物に限った話で、子供を撮ろうとするとジッとしてくれないので鍛錬が必要そう。まだ使い始めて間もないので良いやり方があるかもしれないのでそこは探求してみたい。

FUJIFILM X-H1, XF56mmF1.2 R , 1/750sec, f/1.2, ISO400

しばらくは絞り開放で撮り続けそう。
撮る楽しさを加速してくれるレンズに出会えてよかった。


フジノンレンズ XF56mmF1.2 R|富士フイルム

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