悩みに悩んだ末、LINKSYSのVELOPというメッシュシステムを導入し、自宅のWiFiルーター環境を刷新した。

元の環境はAirMac Extreme2台でローミングネットワークを構築して運用していてずっと不満なく使えていた。
しかし、2台目のAirMac Extremeの調子がだんだんとイマイチな感じになってしまい、「ネットが遅い、繋がらないな」となると、だいたい拡張先の方のAirMacのランプがオレンジで点滅し何らかの問題が発生しているなんてことがちょこちょこ発生するようになってきた。
電源OFF/ONをして起動し直すと正常な緑ランプに戻るのだが、在宅勤務で家のネットワークに依存する割合が高くなってきたのでこの現象を都度手動で解消するのも面倒になってきたし、大事な時にこの不具合に見舞われるかもと考えるのも精神衛生上よろしくないのでルーターを刷新することにした。
AirMac Extreme2台でローミングネットワークを構築したのは、リビングダイニングにある納戸から生えている元のLANケーブルが短すぎる問題でAirMacを納戸に設置するしかなく、そうすると寝室や書斎はルーターから遠い&隔てる壁の数が多いこともありWiFiの強度も落ちがちだったからだった。
なので、環境刷新する際もまず第一にその問題はクリアできている必要があり、メッシュシステムが候補となった。
最終的にメッシュシステムで色々調べてみた結果、以下のポイントでLINKSYSのVELOPに。
- 高くても3万円ほどのシステム
- 5GHz帯を贅沢に使える仕様
- コンパクトでできればフットプリントの少ない形
- 安心のブランド
調べ始めるまで知らなかったのが、LINKSYSは2013年にベルキンに買収されていたことと、Appleが自社製WiFiルーターを止めてしまった後に推奨した銘柄がLINKSYSのVELOPだったこと。
これを知ったときに、だとしたら結構なお値段なんだろうな、と思って見てみたら他メーカーと比較しても高すぎるわけではなかった。加えて、家で使用するデバイスの過半数はApple製だし、今後もこの比率は大きく変わることがないことを考えると一気に有力候補になった。
どんな構成にしたかは別記事で触れることにして、セットアップ後、従来環境よりもさらに快適になったのは言うまでもない。iOS環境に提供されているユーティリティAppもよくできていて、接続状況を一覧で確認できるだけでなく優先的に速度を確保すべきデバイスを3台指定することができるため、利用状況によってそこを切り替えることでさらに快適になるのが素晴らしい。
平日の夜は妻のiPhoneを優先デバイスに指定してあげることで、調べごとだとかInstagram時間を少しでも快適にできるのは家族へもいいアピールになる。
あとはネットワークの根っこの部分を高速化する必要があるかだが、ここも悩みに悩んだ末、まだ様子を見ることにした。自宅の通信環境はマンションの回線を共有するタイプのようだが、一番混み合う時間帯だとちょっと線が細くなりすぎている感はあるが今の用途であればめちゃくちゃ困るわけではない。何より別途追加費用なく管理費の中で今のインターネット環境が使えて、VELOPのおかげでどの部屋でもWiFiが繋がる状況になっていれば今はもんだないかなと判断した。
数百MB出る環境も羨ましいと言えば羨ましいが、リビングで4K動画をストリーミングするとか家族にそういうニーズが生まれるタイミングの頃にまた検討しようと思う。
ここはWiFi6対応ルーターにするかどうかとも関係してくる部分だと思うが、同じ理由で今回はトライバンドのWiFi5のルーターを選定した。