Drikinさんのブログ「Drift Diary13」でMacOS Xをアーカイブインストールする際のTipsが紹介されていました。備忘録としてエントリ。
いつもMacをリストアするときはクリーンインストールをします。その理由は簡単。
従来のシステムで不安定になってしまっているであろうファイル群を引き継がないので精神衛生上良いと思っていたのです。
しかし面倒なのが設定の引き継ぎ。不安定になったシステムファイルは一新されてもこの設定の引き継ぎが面倒でリストアに二の足を踏むことになります。
このエントリで今まで見向きもしなかったアーカイブインストールを次回のリストア手段候補の一つにしてみることにします◎
エントリによると、設定を引き継がないアーカイブインストールを行うとインストール直後は基本的にはクリーンインストールした状態と同じだそう。
違うのは、/Previous system以下に旧ホームディレクトリが存在すること。ここから必要なファイルを引き継げば面倒さも軽減されるというわけです。
まず、前提は「旧システムと新システムで引き継ぐアカウントは名前もパスワードも同一にする」とのこと。
ポイントがいくつかにまとめられています。
- アーカイブインストール(引き継ぎ無し)だと、ほぼクリーンインストールできる
- /Previous systemに古いシステムのデータはすべて移動されている
- ホームディレクトリ以下の~/Library以外は無条件に移動してもあまり問題はない
- ~/Library以下を持ってくるなら、SafariとApplication SupportとMail関連くらいがオススメ
1.無条件に/Previous system以下の該当ホームディレクトリから移動できるモノ
※Sites、Publicフォルダも環境に応じて
- Documents直下のファイル全部
- Desktop直下のファイル全部
- Movies直下のファイル全部
- Music直下のファイル全部
- Pictures直下のファイル全部
2.Library以下で移行できるモノ
- ~/Library/Safari以下全部(or Bookmarks.plist)
→Safariの設定(orブックマーク)の引き継ぎ
- ~/Library/Application Support以下
→ drikinさんも言及されてますが、「設定引き継がなかった意味がないじゃん」というツッコミは確かにありそうですね。ここをスマートに解決する方法は無いものでしょうか。。。
- ~/Library/Mailと~/Library/Preferences/com.apple.mail.plist
→IMAPじゃない場合に限る
Library以下に関しては、Safariのみで手動でも良いかなぁという感じです。MailはIMAPで管理しているので、スマートフォルダの設定条件さえ把握していれば手動でなんとかなりそうです。
肝心なのはLibraryの移行具合だと思うので、今回の方法でも完全にそこを解決できたわけではなさそうです(他力本願のくせにこんな言い方はいけませんね)。
もう少しシステムの深い部分まで理解が及ぶといいんですが。。。
TimeMachineのバックアップによる復元ももすごく便利なのですが、どこが引き継がれてしまっているかがいまいち分からず、便利ではあったものの腑に落ちきっていなかったので今回のエントリは非常に参考になりました◎