在宅勤務ではせっせと環境改善を続けてきた書斎を使っているのだが、たまには違う環境で仕事したいと思う時がある。
そう思ってしまう理由は二つあって、
一つは単純にずっと代わり映えしない環境で飽きてしまうということ。
もう一つはこの時期ならではなのだが、書斎は北側の部屋なので天気に関わらず常に寒いということ。
書斎以外の別の場所となるとダイニングテーブルになる。
どうせなら、生産性をできるだけ下げないような環境をクイックにセットアップできないか色々と試してみた。

最低限必要なものは、外付けディスプレイ、スピーカーフォンの二つ。
外付けディスプレイ
外付けディスプレイはPCとUSB Type-Cケーブル一本繋げるだけで使えるcocoparのQHDのモバイルモニタをチョイス。ただし、Type-Cケーブルは帯域とかが色々とありどんなケーブルでも使えるわけではない。
USBの規格は3になってから複雑になり過ぎてしまった。
3.1とか3.2とかGen1とかGen2とかで、見た目は同じケーブルでも転送速度が全然違うので注意が必要だ。
仕様の違いがうまく説明されているサイトはないかと探した結果、Kingstonのサイトが分かりやすかった。
USB 3.1 Gen 1、Gen 2、USB 3.2の違い|Kingston TECHNOLOGY
3.1という呼び方は古くて、今は3.2で呼ぶのが正しいらしい。
違いは転送速度で判断でき、3.1 Gen1と読んでいた規格が一番遅い。5Gbpsのものが3.1 Gen1で、倍の10Gbpsが3.1 Gen2に当たる。
リンク先でも表にまとめられていて、これが圧倒的に分かりやすい。備忘録としてここにも残しておく(リンク先の方がもう少し細かい情報あり)。
USB 3.2 Gen 1×1 | USB 3.2 Gen 2×1 | |
---|---|---|
転送速度 | 5Gbps | 10Gbps |
旧名称 | USB 3.0 USB 3.1 Gen 1 | USB 3.1 Gen 2 |
今回のモバイルモニタをケーブル一本で使えるようにするにはUSB 3.2 Gen2x1(旧称 USB 3.1)以上のスペック、転送速度10Gbps以上が必要になる。
金銭的に余裕があるなら、USB 4に相当するThunderbolt 3ケーブルがあれば十分になる。ただ、ケーブルの長いものがないので注意が必要になのと価格が高くなりがちなところが許容できれば、今の所全ての仕様を包含するので管理が面倒だと考えている人がいたらこの運用方法はオススメかもしれない。
スピーカーフォン
基本的にダイニングで仕事する時はその空間に一人の環境になるので、ヘッドセットとかでなく書斎と同じスピーカーフォンで良いのでeMeet Lunaを書斎から持ち運んで使うことにした。接続はUSB-A←→USB-Cで繋げるのでSATECHIのハブから接続して問題なく使える。
配置的にはキーボードの前に置く形にした。タイピング音をがっつり拾いそうな配置なのだが、VoiceAIをOnにすると随分と低減されたのでこの運用で問題なさそう。
正面モニタ下に配置するためにディスプレイ台も持ってきて使うことにした。これで目線も下げなくていいので姿勢良く仕事をすることができる。
これだけ準備するだけで、ダイニングでも十分な環境で仕事ができることがわかった。セットアップも撤収も5分もかからずできるので、天気が良い時に明るい部屋で仕事がしたいな、と思ったらすぐに仕事に取り掛かれる。
あと、仕事ではないけれど、このモバイルモニタはリビングでゲームをするときにも役立っている。我が家にはTVが一台しかないので家族がTVを観たいときPS4でTVを占有してしまうわけにはいかない。なので、TVの横にモバイルモニタを置いてPS4を繋ぎ直したらここでプレイできてしまうのだ。そこまでしてやりたい??という視線を妻から感じなくもないが時間を有意義に使えていると思いたい。。