ある水準まで改善・構築された環境は生産性を向上させる目的であれば簡単に壊さない方がよい、というのはよく聞く話だしそういう経験は何度もあるのだが、気になったら手を入れずにはいられない時もある。
今回スピーカーフォンの位置を最適化するためにモニターアームにもう一本アームを追加して見た。
快適に在宅勤務をするためにはいくつかポイントがあって、リモート会議をするときの音声の入力出力環境はその筆頭になる。
自分の環境では仕事中に同じ部屋に家族がいるケースがほぼほぼないため、ヘッドセットは使わずにスピーカーフォンのeMeet Lunaを使っている。
デスクトップ上にものを置きっぱなしにしたくなくて、スピーカーフォンも直に置かないように下の写真のようにディスプレイのモニターアームにトレイを設置してその上に乗せて使うようにしていた。

スピーカフォンとはいえ、ディスプレイを見ながら、特に左側を見ながら話すとどうしても音声入力が遠くなってしまうことあり、相手に声が遠いですと言われることもあった。
なので、会議で喋ることが多い場合はディスプレイ右側に会議に使うウィンドウを固定してなるべく顔の向きが変わらないようにして音声入力のレベルが上下しないように工夫をして対応していた。

対策として可動式のアームをもう一本追加して上の写真のようにVESAマウントになる部分にスピーカーフォンを載せて運用するようにした。
これで真っ直ぐディスプレイの方に視線が向いていてもマイクの位置が遠くなることもなく音声入力できるし、スピーカーフォンが不要な時はアームをディスプレイの後ろに動かして場所を取らないようにもできる。

使っているスピーカーフォンeMeet Lunaのミュートボタンも手元で押しやすいので、いちいちアプリのミュートボタンを使わなくても良くなったのも地味に便利になった。
スピーカーフォンじゃなく、コンデンサマイクみたいなのを使うようになっても面白いんじゃないかとも思うのだが、今のところこれで入力する音質にも不満はないのでしばらくはこれで運用してみようと思う。
少し細かい部分で気になることがあるとしたらスピーカーフォンを接続しているUSB-CケーブルがL字だともう少し収まりがいいのだけれど、検索の仕方が下手なのか良さげなものがなかなか見つけられない。
USB端子はあまり素性の良くないアダプタをかませると不具合も起きやすいので慎重にならざるを得ないのでもう少しリサーチした方がよさそうだ。
Webを彷徨っているとどう頑張っても辿り着けない領域に達しているデスクトップ環境の人もいる。いつかはこんなふうになんて思いながら、今やれることをコツコツと取り組んでいこうと思っている。